成人だからと放置することのリスク
仮性包茎は日本人男性ではおおい傾向があり、しばしば手術しないまま放置されています。
仮性包茎では平常時は包皮に亀頭の先端が覆われていますが、指で剥けば簡単に露出することができるのが特徴です。
もっとも症状の程度には個人差があり、勃起時は自然に先端が露出する人もいれば、勃起時も少しだけ包皮に覆われている人もいます。
真性包茎と異なり包皮を剥くときにはいたみを伴うことはありませんが、人為的に固定していないと元の状態に戻る傾向があります。
通常時は包皮に覆われる状況にあるため、恥垢がたまり安く細菌増殖の温床になりがちです。
そのためストレスが蓄積すると亀頭包皮炎などの炎症症状を来たしやすくなるのは事実です。
また見た目が気になって女性に対するコンプレックスの原因になっていることもあります。
成人ではペニスの成長は終了してはいるものの、仮性包茎を放置することにはこのようなリスクがあることは意識する必要があります。
仮性包茎の手術はどこで受けるべきか
思春期が終了し成人期以降になると、ペニスの成長が止まり包茎状態が自然に改善する見込みは低くなります。
他人の目に触れることはないものの、コンプレックスになることは決して珍しくありません。
重度になると女性との間で深刻な葛藤になり、ED(勃起機能障害)の原因になることも。
成人であれば年齢をとわず仮性包茎の治療に積極的に取り組むことが大事です。
包茎治療の診察科目は泌尿器科になり、一般の病院でも治療に対応しています。
ただし一般の泌尿器の病院では環状切開法が、保険適用の治療法になります。
この手術は余計な包皮を取り除き、切開部分を縫合するというものです。
もっとも、仕上がりがツートンカラーになるというデメリットがあります。
このため仮性包茎の手術で、見た目も自然な仕上がりを求めるなら、包茎専門のクリニックを選ぶのが推奨されます。
包茎手術専門クリニックではそれぞれの症状に応じた、術式を選択できるのがメリットです。
まとめ
日本人男性では罹患比率が高いのが仮性包茎です。
平常時はかんたんに亀頭を露出させることができ、勃起時にも特に機能面で支障もすくないことからえてして放置される傾向があります。
しかし包皮のしたには恥垢がたまりやすく、悪臭や炎症などのトラブルになることがしばしばです。
成人以降の年齢でも積極的に仮性包茎の治療に向き合う必要があります。
ただし一般の泌尿器科では仕上がりが不自然になることがあるので、包茎手術専門クリニックを選ぶのが満足できる結果をももたらすでしょう。